7月10日(H様邸)

最初の訪問時、ご主人様はまだ入院中。

奥様に症状などをお聞きして、住宅改修助成制度についてお話ししました。


介護保険の住宅改修費20万円(1割負担)についてはご存知でしたので、

神戸市住宅改修助成制度について、詳しくお話しさせていただきました。


神戸市在住で、要支援、要介護認定をうけられた方、または障害者手帳をお持ちの方が対象です。

あんしんすこやかセンターから申し込んでいただくことになっているので、

担当エリアの名谷あんしんすこやかセンターに行っていただきます。

ここで、担当のケアマネージャーも紹介していただけます。


助成は最高100万円まで出るのですが、前年度の所得税額によって助成率が変わります。

区役所で、所得税関係の証明書類も取ってきていただくようお願いします。

        

【H様宅のお玄関】

ご主人にとっての最初の難関です。


【玄関の上がり框】

広いので椅子を置いて靴を履いておられます。

やっぱり手すりがほしいですね。

じゅらく壁なので、下地はなさそう。

ご主人は、早くおうちに帰りたいとおっしゃってるそうですが、おうちに上がる前の段階ですでに障害が。

とても立派なお玄関なのですが、切実に手すりが必要です。

外部につける手すりは、ステンレスがよく使われますが、夏は熱くなるし、逆に冬は冷たくなるので、

いつも樹脂巻きの連続手すりをおすすめしています。


【H様宅の浴室】

奥行きが2m以上あって洗い場も広いのですが、浴槽自体深くて出入りが大変。

御主人は体の大きなかたなので、浅くて幅いっぱいの浴槽と手すりを御希望。

脱衣所からの段差も15cmもあるので、ユニットバスをおすすめしました。

特殊なサイズの浴室でしたので、タカラスタンダードのぴったりサイズシステムバスで対応します。


【現状のトイレ】

ちょっと奥行きが狭いのと、やはり段差が気になります。

奥様は、狭くて掃除がしにくいのが一番困るとのこと。


【廊下から台所へ入るところの引き戸】

敷居が25mmもあります。

これくらいの段差が、いちばんつまづきやすいんです。


 

【寝室入口】

お元気な頃はお二階で寝ておられたそうですが、最初に訪問させていただいた時には

和室に今まで二階で使っていたベッドを置いておられました。

玄関横の居間が、日当たりもよく電動ベッドやポータブルトイレなどを置くにも適していましたので、

この部屋をご主人の寝室におすすめしました。

入り口が片開き扉で、敷居も30mm近く上がっていたので、引き戸に替えることをご提案。






2008年10月16日11:10

介護リフォーム(H様邸)

昔からごひいきにしていただいているHさま、ご主人様が脳梗塞で倒れられて、入院。
介護認定を受けられて、お宅のリフォームを承りました。
お元気なときには気付かなかったバリアー(障害)が、おうちのなかにはいっぱいあります。
今回のリフォームの経過をご紹介します。

<一覧>
 ・ 8月1日
 ・ 8月7日
 ・ 9月5日


2008年10月16日11:00